事務局コラム

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日常【其の一/Macintoshな話】

 蒼水と七水が使っているのはマックだ。と言ってもマクドナルドではない。パソコンで称するマックのことである。
 Windowsが氾濫しまくっているなかで、蒼水はMacintoshを漢字トーク時代になってからもう15年以上は使い続けている。
 それもOS Xを搭載した新機種ではなくPowerMac7100/80AVという知る人ぞ知る中途半端な機種でOSは7.6だ。
 特徴は、ただただ古くて処理が遅い。が、頑丈でとっても愛着がある、という以外には何のトリエもない骨董品のような代物である。漢字トークからOSを7.6にしただけでも重く感じたのだから、OSをさらにバージョンアップしようものなら、なおのこと動作が重くなるという厄介なマシンだ。
 80AVとは、ついで程度にムービー映像編集に対応しているという機種で、当時とすれば画期的だったものの、プロセッサ80Mhzという情けなさでは何とも処理が遅いので使い物にはならない。かなり改良増設を加えたとしても費用対効果を考えるまでもなく実際にはストレスこそ与えるものの快適さはない。
 DTP編集の専用機として使い始めた当初は、中途半端に優秀だったが、いま現在のMacなら、その頃よりも万倍優秀でしかもラクに3〜4台は買えるというものだから呆れる。現代は、おそろしい時代になったものだとも思う。蒼水は、古くて処理が遅いこのマックで今もなにやらかにやら日常的にやっている。プリンターも、当時はマック本体がもう1台買えるくらいのモノクロのポストスクリプト対応のものが、今もヨタヨタと現役で稼働してくれている。

 七水は、スケルトンのiMacが新登場した時代に、蒼水が強引に連れていった幕張メッセ・マックワールドエキスポ会場で、マンマとツボにはまり、その可愛らしさにグィ〜〜っと引き寄せられてられてパソコンに触れるようになった。
 iMacの登場は画期的だった。無機質で無愛想なパソコンの風貌が、パソコン嫌いに対してもこれなら私にも楽しく出来そう、と思わせてしまうほどレトロな可愛らしさに変貌したのだから、そのデザインやアイデアは見事なものだった。
 パソコン嫌いの七水はOS8.5の頃、女性に人気の色ストロベリーiMacを購入してサクサク使うようになった。
 それを機に蒼水は、PowerMacとiMacとをAppleTalk Ethernetでつなぎ、周辺機器とあわせて有効活用するようになっていった。

 ところがである。
 歳月が電光石火の如く瞬時に流れてPowerMacの寿命が気になり始めた頃、2008年2月、まったく心配がないと思い込んでいたiMacのほうが先に突然、壊れた。ウンともスンとも言わない状況にはただ唖然とするばかりだった。
 iMacをこよなく愛用していた七水は喪失感と共にしばし落ち込んだ。蒼水の口からは「あちゃ〜」という言葉以外には出ない。
 極めて重要なバックアップデータはMOに保存済みとはいえPowerMacの古さにビビリながら、日常頻繁に使うデータは殆どiMac側にバックアップ移動していたのだから落ち込み度合いも増すというものだ。

 しかし、こういう場合の諦めの早さはグンを抜いている。そして判断も早い。「もう1台買おう」である。もちろん新機種ではない。新機種を買うお金なんかあるはずもないし、そのような贅沢ができる分際ではない。

 早速、以前からたまにパーツ探しで利用している優秀な中古マックを扱う所に「初期頃のiMacが壊れたのでその代替はないだろうか」とメールをした。
 すると直ぐに「ある」との返事がきた。
 「ではお願いします」と依頼すると2週間後に宅配されてきた。
 七水好みのストロベリーのスケルトンではなく、色はグリーンのスケルトンに変わったが、完全に整備された333Mhzマシーンは以前のiMacよりも動作が早くて軽い。しかも、この中古iMacの価格はナントビックリ感動の四千六百円である。
 安さもさることながら、こういうものを丁寧に扱って日々、貢献している人こそリサイクルの神様だと賛えるべきである。

 しかも、そのiMacに構えられていたOSは9.2だ。
 新しいOS Xだとこれまでのソフトや周辺機器との互換性がネックになる。使えないケースが多いとも聞いていた。
 が、OS Xのひとつ前あたりのバージョンOS9.2にはその心配は殆どない。むしろ新旧がうまく使いこなせるので重宝このうえない。勿論、古いソフトすべてが使えるわけではないが、8割がた大丈夫のようだ。
 OS9.2を試してみるとWindowsとだってUSBを介して同じフラッシュメモリーでデータを移動できるように進化しているではないか(実はウインドウズマシンもMe時代のノートブック型を1台、データやり取りの都合でやむなく持っている蒼水なのであった)。

 蒼水はそのリサイクルの神様である技術者にお礼のメールをすると共にPowerMacの寿命が気になっているので後継機候補を確保しておきたい旨のメール依頼をした。

 すると「PowerMac7100/80AVはかなり丈夫な機種なので壊れることは殆どない。壊れても直せる可能性はあるので使い続けることを薦める。壊れてから後継機種を手配しても遅くはない。後継機候補は拡張しても1万円以内で準備できる」との返事がきた。こうなると、もはやリサイクルの神様を超え、人間のあるべき姿の手本に出会ったかのような感動である。

2008年4月 記


日常【其の二/Macintoshな話】

 OS7.6機とOS9.2機をAppleTalk Ethernetでつないで使っていると、ますます旧式マックが好きになってきた。
 PowerMac7100/80AV/OS7.6に対する愛着は、深まりこそすれ、イヤになることはなさそうだ。今ではさらなる長寿を祈るばかりである。
 本体から発せられる極めて気になる変な音は高まってくるばかりだが、必死で喘ぎながら稼働してくれている有難いいのちの音の響きだと受け止めるべきだろう。
 もちろん中古のiMac/OS9.2も可愛いらしさを増しているのはほかでもない。かなり古いOS7.6を古いOS9.2が補ってくれている。iMacにつないでいるインクジェットプリンターからはSD/XD/CFの各カードメディアだって読み込むことが可能だ。古くても新しい記録メディアとの互換も整っている。

 しかし、最近のWebは新しい機種で新しいプラウザを使ってアクセスしないと、フレームやレイアウトが崩れてまともに観ることが出来ないページが多くなっているのには、ちょっと困る。一部では、古いものをまったく寄せ付けなかったり無配慮かつ冷淡に排除するところも見受けられる。
 変化をもたせるための必要最低限な設定ではなく、必要以上のCSS(スタイルシート)対応やJavaScript応用によるJSファイル&埋め込みデータの増殖を筆頭にした不必要な内包データが多いページの氾濫は過剰傾向でもある。過渡期の今は、横着なシステム依存型のコテコテデータてんこ盛りが主流のようだ。没個性化がすすむ中でのパターン化されたスタイルと表示環境のネチッコさは、いささかうっとうしくもある。時には観る側にストレスさえ与えかねない昨今の傾向には付いて行く気にもなれず、Webに関しては軽い表示環境で観ることが出来るシンプルな範囲での利用を続けていた。
 しかし、古いパソコンに対する愛着が深まるに連れて、表示不具合ほか諸々の状況をカバーしてみようと、久しぶりにほんの少し前向きの気持ちが湧いてきた。

 もう10年近くは本気になって手がけたことのないフリーソフト探しとダウンロードとインストールと、その大活用である。
 周知の通り近年はグーグルという優秀な検索エンジンがネットに用意されているのでフリーソフト探しにも極めて役に立って嬉しい。マック用のソフトはウインドウズよりも格段に少ないので、キーワードさえ絞り込めば逆に検索には手がかからない。

まず最初にトライしたのは、古いOS7.6で使える新しいシステムを備えたネット観覧用のプラウザはあるのか? である。

 あるわけないよなぁ〜と決め込んでいたが、先入観ほど邪魔なものはない。
 あったぞ、あった、有難や。
 ドイツで開発されたiCabだ。日本語版もあるではないか。もちろん、最も新しいOSでも使えると説明文にはある。これで慣れ親しんだ古いバージョンのネットスケープやエクスプローラの、昨今の表示ストレスからは少し解き放たれた気がする。

次に、壊れたiMacに入れていたマック用のワードやエクセルがなくなり、いまさらマック用のマイクロソフト製オフィスをわざわざ入れる気にはならないので、それに対応する簡易ソフトはありやなしや? である。

 あるわけないよなぁ〜と決め込んでいたが、やはり先入観ほど邪魔なものはない。
 あったぞ、あった。icWordだ。メールに添付されてくるワード文書をマックで開くだけならばこれで十分だ。正式版は有料なので試用期限が設定されているのがネックになるが、何とか工夫できるものだ。

ちょっと工夫するリソースエディタのソフトはあるのか?

 ある、ある。使い方を間違えれば、使いたいソフトのみならずマック本体プログラムまでも、いとも簡単に壊してしまいかねない上級者向けの優秀な定番リソースエディタが古くからアップルコンピューター社のサイトに純正ソフトとして存在している。
 ResEdit2.1.3の使い方は少し勉強しないといけないが、細心の注意をはらえば大丈夫だ。英語版だが、日本語版パッチもグーグルで検索すれば直ぐに見つかった。

 これを使ってパソコンのシステムフォルダ内などに潜む不可視ファイルを可視化しただけでも中級者の雰囲気を味わった気分になれる。試用期限が設定されて使えなくなったソフトを期限延長することができたりすると、何だか関所破りを正門から白昼堂々と貫徹したようなスッキリ気分も味わえる。
 ちょっとはまってしまいそうなこのResEditでカスタマイズするようになれば中級者の一歩を確実に踏み出したと言えるのかも知れない。しかし、コンピュータ言語や仕組を理解していないと本当の意味で使いこなすことは難しいようだ。

もうこうなれば、あまり趣味にあわないまま使っていたメールソフトのアウトルックとおさらばできるメールソフトはないのか? となる。

 あった、あった。SweetmailARENAが見つかった。
 OS7.6から使えるのはARENAでSweetmailはOS8.5からだ。Eudoraとの互換性もあるこれらは、感覚的なものを好むマックユーザーにとっては、堅苦しく事務的なアウトルックからおさらばできる気楽さを提供してくれる。
 OS7.6から使えるバージョンのあるARENAは試用期限が設定されたままとっくに開発が完了し、正式販売も終了しているので、ソフトウェアの「瑕疵化状態」に陥っている。ゆえに不都合は自分で改修するしかないが、ResEditがあれば何とかなる。

ここまで来れば、暇にまかせて、SimpleTextやJeditやYooEdit以外で、もっと多機能なテキストエディタはないのか? となる。

 あった、あった。iText3.1.7はかなり優秀なレベルで、ウインドウズ版もある。その多機能さに対しては、もっとシンプルであればなおいいのに、と思えるくらいだ。
 DTP編集でQuarkXPressを日常的に使っている者とすれば、何でもかんでもクオークを使う癖がついてしまっているが、テキストファイルで十分な時にはこれはとても役にたつ。

 年甲斐もなく夢中で古いOSでも使えるこれら6つのソフトを探すのに丸二日を費やした。しかし、よくここまでフリーソフトを開発してくれているものだと感心する。気分転換にも貢献してくれている。有難い有難い。

 旧式Macintoshと中古iMacは、気のせいだろうが、ますますパワーアップしたようで、単純によろこんでいる今日この頃なのだった。

2008年4月 記


日常【其の三/気軽にカキコな話】

 掲示板荒しが日常化しているWebサイトでは近年、スパム攻撃というものが常態化しているようだ。それも、以前とはかなり異質の、アルファベットを無秩序に羅列しただけのものや多量のURLを並べたてただけのものなど、まったく意味や意図などが不明な陰湿さだけが取り柄のスパムによる掲示板荒しというものである。

 たかが掲示板とはいえ、このイマイマしい不正攻撃にあい続けると、多量のスパムメールを送りつけられるのと同様に、不快極まりない気持ちにさせられるのは勿論のこと、どう考えても釈然とせず、シャクにさわって仕方ない気持ちが長〜く尾を引いてしまうのである。
 実行部隊にとってはそれが大きな狙いのひとつだろうが、現代という陰湿な時代状況の断片が改めて再認識できるこれらは、一部Webサイトの特筆する現象ではなく、対策に手間暇かける時間などないほとんどのサイトで見受けられるもので、せっかく充実し始めたWebサイトでの気軽な掲示板は、無残にも荒され続け、その挙句、閉鎖するか、一部の人しか利用できない仕組にするかの2者択一となっていたのが現状だった。

 対策を講じると破られる、また対策を講じるとまた破られる、このイタチごっこの繰り返しは、当会のWebサイトでの掲示板とて例外ではなかった。よって、当サイトの「気軽にカキコの掲示板」は閉鎖「Webで連句」の掲示板は一部の人しか利用できない仕組にして歳月が流れた。しかしナント、必然的な発見というものは起こるものである。

 ある日、下記サイトに偶然アクセスし、そこに記載されている対策方法を目にしたことで「そうか、この方法があったか!」と気付かされると共に、このスパム攻撃問題が一気に解消へと向かい始めるのである。
 これで、以前とは異質のスパム書き込み攻撃を、ある程度は回避できるようになる。勿論、誰でも気軽にカキコできるのだから、他愛ないイタズラ書きなどについては回避することは不可能だが、それらとは異質の腹立たしいほど陰湿かつ無意味なスパム攻撃への対策が講じられたことによって、掲示板がそれらしく再び活用できるようになったことは喜ばしいことである。対策にお悩みの方は、是非とも参照をおすすめする。

▼迷惑な掲示板スパム・掲示板荒らし問題の解決サイト▼
http://swanbay-web.hp.infoseek.co.jp/index.html

2008年6月 記

●上記サイトの知恵を活用して、だれでもなんでも気軽にカキコの掲示板を復活させましたのでどうぞご利用くださいませ。



日常【其の六/Macintoshな話】

 パジェロに引き続き、愛しのマックもついに壊れた。2009年2月23日深夜のことだった。
 寂しいが、PowerMac7100/80AV/OS7.6ともお別れだ。永年にわたりありがとう。よくぞここまで、しぶとく稼動して下さったものだ。感謝の気持ちがパジェロの時と同様、フツフツとわき上がる。
 1994年以来、今日までにわたる、かなりの、粘り強さに、それは、もう、ただただ、頭が、下がる、思いだ。

 万が一に備えて後継機種の手配は1年くらい前に、私にとっては信頼度ナンバーワンの技術者に依頼済みで、1月末にやっと見つかり、パッチリ整備された本体が2月21日朝、宅配されてきている。
 思えば、それは実に不思議なタイミングだった。

 7100機は、その後継機が届くのをぎりぎりまで待ち、そして、自らが最後を見定めて、おもむろに息を引き取ったかのようにも思えるのだから、少しゾクっとする。
 ・・・もっと詳細に述べれば、さらに「ゾクっ」とするコトや感動的な現象が多々あるのだが、ここでは省略しよう。「非科学的な話で怪しい奴だ」と、そちら方面に安易に解釈が流れては身も蓋もない。

 後継機は新品ではない。完璧な中古で7100機の流れをくみながらも従来の脆弱性を補い、かなり改良されて1997年に登場したPower Macintosh G3である。

 とは言え、いまどき、7100機からG3MT機に好んで乗り換える奴はいないだろう。だって双方、あまりにも古すぎるタイプだ。
 躍起になって探しても良質なものを入手するのは困難極まりない。あっさり新機種にしたほうが、労力的にも、現在のPC環境にしても、いいに決まっている。今はG5の時代だ。
 でも、どういうわけか=ホントは、理由はある=が、そこも省略しよう。なぜなら、それを理解できるのは圧倒的に少数派だ。分かる奴は分かるし、分からない奴は分からない。それでいい。説明するのも今の時代では正直なところ「面倒くせぃ!」だ。
 ここでは、新しいものを敬遠する珍しいタイプの人間は、世界中にひとりくらいはいるものだ、この私がそれだ、という程度にしておこう。
 加えて、新機種よりも骨董品を使っていた方がダサくてお似合いの奴がいるものだ、この私がそれだ、という程度にしておこう。
 そして、その珍なる人種を親身にサポートしてくれるリサイクルの神様+仏様+真心の塊のような絶対的少数民族派の誠実な技術者もいるから、なおのこと有難い。


●USBが装備される以前のSCSI対応型としては最後になったG3機。
1997年当時は優秀なマシンとして注目を集めたが今では骨董品だ。
Power Macintosh G3 MT
266Mhz DRAM 128MB 6G-HD Eternet 10Base-T

 G3MT機には、OSはあえて8.6を選んでいれた。旧来から使用している愛用ソフトとの相性の関係だ。
 OS9.2をiMacで動かし、OS8.6をG3MT機で動かす。双方はEternetでつないであるので、どちらのマシンからも自由に使える。相性も調子もとてもいい。

 そんな折、NTTの営業マンがわが家にやってきた。「フレッツ光にしませんか?」という誘いだ。これをまさに「グッドタイミング」という。

 7100機だとISDN回線が最も無難だった。ブロードバンドも可能ではあるが7100機のレスポンスは悪すぎる。しかし、G3MT機だとブロードバンドでも高速な光でも大丈夫だろう。勿論、iMacはバリバリにOKに違いない。

 「あいよ、合点だぃ」。早速に即答した。
 「でも、ウインドウズではなくてマックだけど接続環境は大丈夫かな? しかも2台とも旧いタイプのマシンだよ」。

 その言葉に驚いたNTTの営業マンは「えええっ、マックですかぁ」と言った。そして、多くの人が必ずそうするようにマジマジとマシンを見つめる。その言動にはすっかり慣れているが、マックユーザーの少なさをしみじみと再認識する瞬間だ。
 しかし「えええっ、マックですかぁ」と言ったNTTマンは一瞬困った顔をしたが、くじけない。
 「何とかなるでしょう、何とかしましょう!」。そう言った。
 気を取り直してすぐに、そう言えるNTTマンは素直なインテリだ。
 「マックですかぁ」以外には、無駄な話が出ないのがいい。旧式のマックであろうが、フレッツ光への勧誘に来たからには、何とかするしかないのだから。

 そして、段取りもよく、工事の日がやってきた。テキパキした5人体制での配線工事や終端装置類の備え付けが終わると、NTTの営業マンもやってきた。2台のマシンを終端装置を介してフレッツ光に接続設定するためだ。

 iMacOS9.2は難なく光回線につなげたが、G3MT機OS8.6は予想通り手こずった。
 NTTマンは少し動揺したようだったが、「TCP/IPを設定しては再起動、だめならばまた再起動。アレコレやって再起動。そして、コーヒーでも飲みながらメール受信でもしてみれば何とかなる」という私の根拠なきテキトーな言葉に気楽さを取り戻し、アレやコレやの末、2台のマシンはフレッツ光にスカっと接続完了だ。

 そしてNTTマン曰く。「ウインドウズより操作性がいいですね、縛りがなくて自由になった気がします」。
 そうだろ、分かればよろしい、分かってくれれば嬉しい。
 そしてさらにNTTマン曰く。「私もマックユーザーになろうかな」。
 そうだろ、ウインドウズは嫌になるだろ、かた苦しくて、な。
 「ビルゲイツって奴は面白くも何ともない人間だぜぃ。ウインドウズにその人格がモロに反映されていると思わないかい? オレなんか、絶対にそう思ってな、ウインドウズを使うとイライラする」。
 まったくもってそれは正直な本心だが、接続出来た安堵感も手伝ってちょっと調子に乗り過ぎ、饒舌になった私なのであった。

 Eternet 10Base-T(LAN)の旧いG3マシンでもフレッツ光は速い。そう思っていると、NTTマンは「あっ、やっぱ遅い、旧いマシンの速度では限度がありますね」とクールだ。
 100Base-TX(LAN)の旧いiMacのほうはさらに速い。そう思っていると、NTTマンは「少し速いけれど、やはり限度がありますね」とまたしてもクールだ。
 ふ〜ん、だ。ギガベースの最新機種ならば無茶苦茶に速いのだろう。でも、今のところこれらで十分だ。
 G3マシンのネット速度に不満ならば10Base-Tを100Base-TXに差し替えればある程度クリアーできる。但し、適合するLANアダプターが今もあれば、の話だが。

 とにもかくにも、フレッツ光の速さに、一気に未来にタイムスリップしたような「浦島太郎」な私である。

2009年4月 記

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【連絡先】
〒746-0025 山口県 周南市 古市 2-3-43
やまぐち連句会事務局
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