全国最大の指定暴力団「山口組」(総本部・神戸市)から昨年10月に除籍された武闘派で経済ヤクザの元後藤組(静岡県富士宮市)組長後藤忠政(本名・忠正66歳)が出家し、み仏に弟子入りしたとか。
釈迦の誕生日とされる灌仏会(かんぶつえ=花祭り)にちなんで得度式は4月8日に行ない、染衣剃髪の志を生じ、無事に得度なさった模様だとか。
2008年9月、後藤元組長の誕生パーティーに招かれた中条きよし、細川たかし、小林旭、角川博、松原のぶえの5人の芸能人がこれにどう対応したかは不明。
警察当局は今回の出家に関して「情報は把握しているが、本人はすでに引退しており、出家の意図などは把握していない」としている。
最近のヤクザな世界は不況の中で、本部から会費を値上げされたり、ペットボトル入りの水など日用雑貨を月50万円単位で委託販売させられており、「組員が極道としての誇りを傷つけながら、恥を忍んで売り歩いている」状況だという。
不況の中でヤクザの世界も大変ならば、一層のこと「出家するか」の気持ちはヤクザでなくてもよく理解できる。合掌
厚生労働省が20年度に実施した全国調査で、暴力団員が生活保護を受けたり、生活保護を申請するケースが、平成19年度に605件あったことがわかった。不況の影響も背景にあるが、同省は、組員への生活保護費の支給が暴力団の資金源になっている恐れがあるとして、組員には生活保護費を原則として支給しないよう18年3月に全国の自治体に通知している。また地元警察と連携し、申請者や受給者が組員と判明した場合には生活保護の申請を認めず、受給者の場合には、支給を廃止するなどの対応を取るよう指導している。
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