ニュースとしてあらたまって記事にすることでもないが「こんなこともあるらしい」というものを、雑記帳感覚で記載しています。
このページの項目(其の二十三から其の三十三)
其の三十三/「村の新村長さん」が選挙公約通り、公用車を売りとばす。其の三十二/「痴漢」の次は「のぞき」、そして乱チキパーティと、痴態醜聞連発のTBS。其の三十一/ベルギー、ダイオキシン汚染騒動が未だおさまらず。其の三十/世界の総人口60億人を突破。其の二十九/「時の人」ならぬ「時のホームページ」?メーカーの暴言対応をめぐるHPが大反響でメーカー側、正式に謝罪。其の二十八/中国・四川省で6種の動物の特徴を一身に備えた珍獣が。其の二十七/クリントン大統領、ヒラリー夫人のイスラエル発言に悩まされる?其の二十六/海水浴場に『ジョーズ』出現!其の二十五/破壊兵器づくりの好きなアメリカ、また新兵器製造其の二十四/政務次官さんたちはチャッカリ「兼業」がお好き其の二十三/若者たちはチャッカリ「裏技」利用がお好き



其の三十三/「村の新村長さん」が選挙公約通り、公用車を売りとばす。

 青森県天間林村で7月28日、「高額な公用車はいらない」と訴えて当選した「おらが村の新村長さん」が、その公約通り、約1200万円で購入していた「村長の公用車」をセリに掛け、売りとばした。
 この車は、トヨタの高級車センチュリー。昨年購入時からの走行距離は約8000キロほどで、査定価格は640万円。ところが、一般公募してセリにかけたら、この不景気な時代に査定価格を160万円も上回る800万円で落札した太っ腹の自営業者が現われた。

 村では既に、査定価格の640万円と新たな村長車の購入代金として555万円を計上し、差し引き計算した差額の85万円を財政調整基金に繰り入れて福祉に活用することを、臨時議会で決めていた。ところが思いもかけず800万円で落札されたことから「まんず〜見込み違いでも、これはうれしい見込み違いで、へば、160万円が余分に基金計上できるとは、結構けっこう」と村役場では、喜んでいる。

 しかし、村民たちは「555万円の新車も高額な公用車だんべ」「この際、軽トラを公用車にしたら良かろう」「んだなあ・・・555万円の車も高級車だなあ」と話しているとか。

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其の三十二/痴漢」の次は「のぞき」、そして乱チキパーティと、痴態醜聞連発のTBS。

 TBS(東京放送)の報道局社会部・警視庁担当記者が7月27日未明、東京都調布市内の民家に侵入し、入浴中の女性をのぞき見たうえに、それをビデオカメラで盗撮したとして、警視庁調布署に現行犯逮捕された。

 TBSでは、7月12日に前報道制作局長が電車内で痴漢行為をして逮捕され、「アホな放送局」として呆れられたばかり。
 また他には、局アナの男が招待されたパーティーで乱チキ、そのうかれ過ぎた痴態を写真週刊誌に掲載されて番組を降板するなど、痴態醜聞連発不祥事が相次いでいる。

 アホな放送局の痴態連発は、表面化して分かったほんの「一部分だけ」で、全体ではまだまだ「沢山」ある? それほどココの会社内の雰囲気は「屈折」している?

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其の三十一/ベルギー、ダイオキシン汚染騒動が未だおさまらず。

 鶏肉や鶏卵などのダイオキシン騒動で混乱したベルギーが、沈静化に向かいかけた矢先、今度は養豚場でもダイオキシン汚染飼料が使われていたことが分かり、再び混乱し始めている。

 今回は、先の騒動の際に「調査からリストもれしたもの」で、新政権に移行後、再調査を実施する中で汚染が浮かびあがってきた模様だ。
 調査では、養豚場で使われている飼料から最高で基準値の50倍に相当する高濃度のPCB(ポリ塩化ビフェニール)を検出。政府は、疑いのもたれている233カ所の養豚場を封鎖した。

 先のダイオキシン汚染では、被害額はベルギーだけでも450億〜600億ベルギーフラン(約1500〜1850億円)に上った。これにより、与党のキリスト教社会党が6月の総選挙で管理体制と情報開示の責任を問われ惨敗するなど、混乱ぶりを示した。
 今回は、その責を問い一躍、第一党の座に躍り出た環境政党の自由党が政権についた途端の出来事で、首相に就任したフェルホフスタット党首は「選挙公約で食品管理体制の強化を最優先課題とすると言ったのは確かだが、前政権の尻拭いをするハメになるとは何たること」と廃棄される運命の豚を見つめながらブーブー言っている、とか。

 まずは政府が、流通在庫約8万トンを仕入れ値か市場価格の8割で買い取り、廃棄処分する方針だという。その際の処分費用は60億ベルギーフランとみているが、「豚肉の販売禁止措置」で、先の鶏肉や鶏卵汚染同様に損害額はかなりの数字になりそうで、新政権は早くもダイオキシン汚染飼料後遺症でボロボロだとか。

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其の三十/世界の総人口60億人を突破。

 小子化傾向の日本にいると「増えている」という実感はないが、米商務省統計局がホームページに常時掲示している資料「世界の人口」では、7月19日に世界の総人口が60億人に達したという。

 多出産傾向の国の出産調整など人口増加抑制策を反映して、人口増加率は71年以降、低下が続いているが、それでも30億人を超えた1960年から39年で2倍に増えた。今後も2015年までは毎年増え続け、ノストラダムスの予言も的中せずにこのままいけば、2013年には70億人、2027年には80億人を超えるらしい。また、2050年には現在の2倍の120億人になるとの予測もある。

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其の二十九/「時の人」ならぬ「時のホームページ」?メーカーの暴言対応をめぐるHPが大反響でメーカー側、正式に謝罪。

 福岡市に住む男性が「メーカーに購入したビデオデッキの不具合を指摘し、解決を求めたら暴言を浴びせられた」として、メーカー対応に関する疑問点などを提示するホームページを開設。その反響の大きさにメーカー側が圧倒されて正式に謝罪した。

 発端は、購入した新型ビデオデッキ2台で、自分で録画したテープを再生しようとしたところ画面に白いノイズが出たため、修理を依頼。ところが、メーカー側の説明が部署によって異なるばかりか「たらい廻し」された挙句に、対応した担当者から「お宅さんみたいなのはお客さんじゃない、クレーマー(いいがかりの苦情屋)っていうの」「お宅さん、業務妨害だからね!」など暴言を浴びせられた。
 この対応に疑問を感じ、『アフターサービスについて』という表題のホームページを開設し、録音していた暴言が含まれる電話での会話を、音声ファイルにして公開。文章に加えて、このリアルな肉声のやり取りが決め手になって大きな関心を呼び、連鎖的にこの問題を論議する掲示板や不買運動を呼びかけるホームページも現れた。

 メーカーも黙ってはおれず、交渉の経緯を説明する文書を『VTRのアフターサービスについて』と題して自社のHP上で発表。「一貫して誠意を持って対応している」とアピールを開始した。
 その応酬模様に新聞各社や雑誌社、テレビなども食いつき、朝夕刊や雑誌、放送番組で紹介し、さらにアクセスが拡大していった。

 そしてさらに事態を重くみたメーカーは、「誠意を持って対応しているにもかかわらず心外。名誉権と営業権に基づく妨害排除の請求を起こす」として7月15日までに、このHPの内容の一部削除を求める仮処分を福岡地裁に申請。仮処分申請に対しHPを制作した男性は「公の場で是非を問うのは、むしろ望むところ。法的措置をちらつかせながら『誠意』 などと言う資格はない」と受けて立つ姿勢を表明。
 この問題に関してメーカーには、謝罪しないことへの批判などが電子メールなどで約2000件寄せらるなど、これが結果としてさらに話題を煽ることになり、メーカー側は7月19日、「礼を失した不適当な発言があった」と暴言を認め、「心よりおわび申し上げます」と謝罪の意を表すことになった。そして、当人に面会して謝罪する意向も示すと共に福岡地裁に申し立てていたホームページの一部削除請求も取り下げ、暴言を吐いた担当者と上司の処分を検討していることも明らかにした。

 これまでは、メーカー対応に関してなどは、消費者センター等に苦情や異議を申し立て、それが徐々に広がりながら「話題」を追う新聞などが掲載して拡大、世間に知れ渡っていくというのが一般的だった。しかし、インターネットの普及につれて、個人の責任で堂々と問題提起できる時代に状況が変わってきた。
 異議を申し立てる側も、それを受ける側も、これまで通りの対応で「言い訳」や「詭弁」や「嘘」に満ちた行為を繰り返すことも、通用しなくなっていることから、今後はよっぽどフンドシの紐をしっかり絞めてかからないと、こういう事例は、増えることはあっても減ることはなさそうだ。

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其の二十八/中国・四川省で6種の動物の特徴を一身に備えた珍獣が。

 7月12日付の上海の日刊紙『文匯報』は、「牛やカラスなど6種の動物の特徴を一身に備えた珍獣が中国の四川省に出現し、このほど海抜1000メートル以上の樹木が密生した山岳地帯で農民に捕獲された」と報じた。

 『文匯報』によると、この動物は、ほぼ全身が黒い毛で覆われ、竹の葉を好んで食べ、顔がロバ、耳がラバに似ており、頭に羊のような角が生えているらしい。そして、たてがみは馬のようで、ひづめは牛そのもので、鳴き声はカラスにそっくりだという。全体の印象は、どれにも当てはまらず、珍獣以外の何者でもない、とか。

 中国には「四不像」と呼ばれる4種の動物の特徴を備えた「鹿」の一種が生息していたといわれていたが、この発見は、その話を塗り換える珍獣話になりそうで、「『六不像』と呼ばれる6種の動物の特徴を備えた珍獣がいる中国へ」と、珍しモノ好きの観光旅行者には、うってつけの話題になりそうだ。

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其の二十七/クリントン大統領、ヒラリー夫人のイスラエル発言に悩まされる?

 イスラエルのバラク新首相が、エジプトのムバラク大統領との会談を皮切りに、パレスチナ自治政府のアラファト議長との会談も積極的に進め、ヨルダンのアブドラ国王との会談も予定するなど、中東和平進展に向けた一連の外交戦略を始動させた矢先、来年の米上院選に出馬を表明したばかりのヒラリー大統領夫人が、ニューヨークのユダヤ人団体に向けて「エルサレムは未来永劫、分割できないイスラエルの首都」「自分が上院議員になれば、在テルアビブの米大使館をエルサレムに移転させる」など、パレスチナ自治政府の反発を煽るかのようなイスラエル寄りの立場を表明。夫人は昨年5月には、今回とはまったく逆に「パレスチナ国家は中東の利益になるし大事」とパレスチナ寄りの発言をし、物議を醸したこともあるため、米国務省は、「あくまでも米上院選挙を意識した個人のパフォーマンスで、大統領の見解とは異なるしアメリカ政府の考えでもないので、くれぐれも誤解ないように」と、火消しに躍起。

 バラク首相の動きは今、対シリア、対レバノン和平を含むすべての交渉を前進させ、停滞していた中東和平外交を一気に加速させることが期待されているのは勿論のこと、今後の和平日程を協議するための訪米を前にした微妙な時期だけに、さすがのクリントン大統領もカアチャンの言動には頭を抱え込んでいる、とか。

P.S>しかし7月15日、訪米したバラク首相とホワイトハウスで初の首脳会談を行なったが、クリントン米大統領に対し「オマエのカアチャンの言動、どうにかしろ」という言葉も出ずに、ネタニヤフ前政権下で停滞した中東和平プロセスを再始動させることで意見が一致し、クリントン大統領は「ヤレヤレ」と胸を撫でおろしてホッとしている模様。

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其の二十六/海水浴場に『ジョーズ』出現!

 海開きを目前にした7月9日、山口県光市の室積海岸(瀬戸内海国立公園)に映画『ジョーズ』ばりのサメが出現、光漁協を中心に10時間にわたって追跡劇が展開され、捕獲された。攻撃的なホオジロザメの一種とみられ、体長5・2メートル、重さ3トンもあった。
 サメの「捕獲劇」は、地元の漁師や釣り客が同日午前8時ごろ同海岸西端で泳ぐ姿を見たのが発端。漁協関係者が船でジョーズを追跡し、港内に入り込んだのを見計らって、出口に網を2枚仕掛け、そのうちの1枚にジョーズがからん だところを3隻の漁船で海岸まで引っ張り、頭と尾にロープを掛けて、パワーショベルで砂浜に引き揚げた。
 これで「幕」となればいいのだが、同市では「複数の目撃情報があったことから、他にもサメが 海岸近くを泳いでいる恐れがある」と警戒し、今後も海岸の巡回を続けるという。
 今のところ海開きは予定通り17日に行なわれる模様だが、安全対策は例年通りとはいかず、防護ネットに加え、新たな安全策の検討が必要のようだ。

 捕獲されたサメの本来の目的は、人気の『スター・ウォーズ』が国内封切される前日に「過去の映画だけれども、『ジョーズ』も忘れないでね」と、デモンストレーションを行なうために出現したのかも、と地元民は、早速レンタルビデオショップに駆けこんで、厄払いも兼ねて改めて『ジョーズ』を借りて観ている、とか。

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其の二十五/破壊兵器づくりの好きなアメリカ、また新兵器製造

 冷戦下でも破壊兵器づくりの好きな国・アメリカは、建物を破壊せずに人を殺傷する中性子爆弾とはまったく逆の、人を殺傷せず生物兵器や化学兵器を破壊することのできる新型爆弾の開発に成功しつつある、という。
 7月1日付の『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙が明らかにしたもので、この新型爆弾の開発プロジェクトは1995年末にカートランド空軍基地の地下施設で秘密裏に開始されたという。
 今秋にも開発が完了する見通しで、大量破壊兵器を地中奥深くに隠している国と推測される北朝鮮やイラクなどを攻撃する際、とっておきの秘密兵器になり得るとか。
 製造方法や威力などは「最高国家機密」で未公表だが、兵器原料としては、化学・生物兵器を無力化できる液化オゾンの利用が考えらる、と推察されている。

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其の二十四/政務次官さんたちはチャッカリ「兼業」がお好き

 「国会議員の兼業自粛」に違反し、小渕内閣の現職政務次官3人と橋本内閣時代の政務次官1人が在任中に企業などから顧問料などを受け取っていたことが国会議員の所得報告などでわかった。

 閣僚と政務次官の兼業自粛は歴代内閣の発足直後に「公職にある政治家は、清廉さを維持して国民の信頼を確保する」という趣旨で申し合わされ、「営利企業については報酬があるなしにかかわらず兼職を認めない」「 公益法人など諸団体の名誉職なども報酬を得てはいけない」などの規定がつくられている。
 分別のあるエライ議員さんなら分かっていそうなものを、分からない人が意外と多いのが現実で、チャッカリと「もらうものはもらう」という「違反者国会議員」が分かっただけでも4人いた。

 そのチャッカリさんは、遠藤利明建設政務次官、保坂三蔵通産次官、武見敬三外務次官と、橋本内閣時代の西田吉宏大蔵次官。
 遠藤氏は地元の砕石業者から顧問料月15万円。保坂氏は地元の玩具組合から顧問料20万円。武見氏は東海大教授としての給与など計約950万円。西田氏は地元企業から顧問料月10万円。
 全員自覚がなく「えっ、もらっちゃいけないの?」「知らなかった」「そりゃ、うっかりしていた」「返さなきゃいけないのなら返すよ」と言っているとか。コリャコリャ、ボクちゃんたち、大丈夫でちゅか?

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其の二十三/若者たちはチャッカリ「裏技」利用がお好き

 10代の若者を中心にしたPHS(簡易携帯電話)利用の「裏技」が、通信業者DDIポケットを泣かせていた。
 それは、通話前に相手のPHS画面に自分の名前や電話番号を文字で表示できる発信者通信機能を活用し、相手に伝えたいメッセージをダイヤルする前に書き込んで送信するというもので、これを使うと、相手が受信ボタンをONにしないかぎりは、タダで文字による会話ができる。この「通話料節約裏技」を目敏く若者たちが発見したため、口コミなどで全国に広まり、全国各地で「無銭通話」による「伝言メッセージ通信」が行なわれるようになった、というもの。

 もともとは、いたずら防止などを目的に、通話前にあらかじめ発信者の電話番号が表示されるサービス機能だったが、DDIの一部機種では「番号に加えて、18文字を自由に入力・送信できるようにした新サービス」と販売促進にも力を入れ、「テレメール」という名称でPR。ところが若者たちは、「名前ではなく伝えたいメッセージなどを送信し、通話前に回線を切ってしまえば、無料で文字による会話ができる」ことを思いつき、待ち合わせ場所などの確認や挨拶メールなどにフル活用し始めた。
 中には1時間、2時間と長時間にわたって親しい友人と「Eメール」ならぬ「テレメール」を楽しむ者もおり、電話代の節約法として、高校生や大学生の間では、この裏技利用は常識にもなっていた。

 最近になって、回線が頻繁にパンクするわりには通話料金の伸びがないことに気付いたDDIが、利用状況を調査したところ、この裏技利用の流行が分かった。
 そこでDDIなどは、通信会社のサービスを逆手にとった若者の裏技をほめたたえ(?)つつも、7月1日からテレメール機能の付いたPHS17機種の利用制限を行ない、発信者の電話番号は従来通り表示されるものの、自由文字入力部分は完全に削除するという対応策に打って出た。

 さてさてお次は、チャッカリさんが思いついたどんな裏技利用が若者の間で流行するのかが、少々楽しみだ。

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